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今年は東海道新幹線が開通して50年目にあたり、東京オリンピック50年とあいまって、いろいろと注目を集めていますが、実は、ちょっと地味ではありますが、私の好きな御殿場線は今年で80周年なんだそうです。

神奈川県の国府津駅から、箱根の北側をぐるりとまわって、静岡県の沼津駅までを走る御殿場線は、もともとは明治22年(1889年)に開通した東海道本線の一区間でした。このあたりは勾配がきつく、輸送に時間がかかることから、昭和9年(1934年)に熱海・函南間に丹那トンネルが完成すると、こちらが東海道本線となり、国府津・沼津間は「御殿場線」という名前で呼ばれるようになりました。それから、ちょうど今年で80年になるのです。

御殿場線の魅力は、なんといっても、車窓から見える箱根や富士山の景色です。秋の一日、のんびりと御殿場線の旅を楽しんできました。

DSCN0394.JPGなお、東海道新幹線は、東海道本線と平行して、新丹那トンネルを通り、東名高速道路は、ほぼ御殿場線と平行して、箱根の北側を通っています。こんなことからも、箱根がいかに東海道の難所であるかがわかると思います。歩いて箱根越えをしていた江戸時代の旅人の苦労がしのばれます。