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focus0808-1.jpg4月から7月にかけて、シリーズ絵本「セーラーとペッカ」の日本語版が刊行されました。大好きな「セーラーとペッカ」シリーズ全5冊の翻訳に携わることが でき、感無量です。翻訳に関しては、「我ながらここはうまく訳せたぜ、しめしめ」 と密かに思える箇所が毎回ひとつ、ふたつはあるものですが、今回も「しめしめ」的箇所は、5冊それぞれにあり、楽しみながら仕事をすることができました。 全体としては、「生真面目さの中に漂う、そこはかとない可笑しさ」を、さりげなく、かもしだせているといいなと思います。


〈うれしかったこと・その1〉
5月、スウェーデン大使館主催の児童文学フェアに、作者のヨックムさんがきてくださったこと。奥様のカーリンさんともども、半年ぶりの再会となりました。


〈うれしかったこと・その2〉
出版された5冊の絵本が、いろんな方の目に留まったこと。
4月15日(日)の読売新聞朝刊では、映画監督の西川美和さんが書評を、「美術手帖」7月号(美術出版社)では、美術評論家の松井みどりさんが記事を書いてくださいました。
「イラストレーション」9月号(玄光社)にも、ヨックムさんについての記事が載っています。
たくさんの書店の皆さんにも応援していただき、感謝感激です。


それから、「MOE」9月号(白泉社)のインタビューは、僭越ながら、この私が通訳を務めさせていただきました。拙文「セーラーとペッカ」こぼれ話とあわ せてお楽しみいただければ、訳者(&通訳者)として、これまたとってもうれしいです。
(2007年8月記)