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体調が悪いときは本を読む気にもなりませんでしたが、秋の終わりくらいからは、また読書を楽しめるようになり、元気になってきていることを実感するバロメーターのひとつになっていました。本を読むのって、集中力(気力&体力)がけっこう要りますからね。

さて、最近読んだ本で、とくに印象深かったのは、『日本遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(著・門田隆将 PHP研究所)です。

1890年(明治23年)、和歌山県串本沖で台風のため遭難したトルコの軍艦エルトゥールル号を、紀伊大島の島民たちが懸命に救助した話は、有名ですよね。それから95年後の1985年(昭和60年)、イラン・イラク戦争の非常時に、在イラン邦人救出のため、危険覚悟のうえ敢えて旅客機を飛ばしてくれたのがトルコでした。日本はさまざまな法律上の制約から、自ら救援機を差し向けることができなかったのです。トルコが示してくれた命がけの「恩返し」に、読みながら何度も目頭が熱くなりました(映画『海難 1890』はまだ見ていませんが、やはり見なくては!)。

同じ著者の『狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部』(小学館)、『慟哭の海峡』(角川書店)もおすすめです。