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画家の堀川理万子さんのホームページで紹介されていた『凍りの掌』(おざわゆき作 小池書院)、私も読んでみました。シベリア抑留を描いた漫画です。何年か前に舞鶴の引揚記念館で見た展示資料や、学生の頃に体験者から直接聞いた話を思い出しながら、読みました。素朴で淡々とした絵の中に、過酷な現実が真摯に描かれていて、胸を打ちます。おしつけがましくないところに、この本の良さがあると思いました。私のまわりにいたシベリアや満洲から引き揚げてこられた方たちは、もうほとんどの方が亡くなってしまいましたが、もっともっと話を聞いておけばよかったと悔やまれる今日このごろです。